グノーブル2027受験学年の生徒数は、小5の1年間で約10%減少した。
退塾の理由はさまざまであろうが、最も多いのは下位層の成績不振によるものだと推測される。
仮にそうであるならば、塾内テスト受験者の母集団の構成が変化し、在籍している生徒の平均偏差値にも影響が出るはずである。そこで、その影響がどの程度のものかを考察する。
以下の条件を前提として、偏差値の推移を概算する。
・生徒数が10%減少する
・生徒減少の前後とも、成績分布は正規分布に従う
・生徒減少前に偏差値51(上位46.6%)であった位置が、減少後には偏差値50になるものとする
これより、減少後の偏差値の標準偏差は減少前の偏差値基準で9.5~9.6程度になる(ややこしい)。
これをもとに生徒の分布をグラフにすると下図の通り。

偏差値50の生徒がこんなに辞めるのか?といった疑問はあるものの気にしないことにして論を進める。
偏差値の変動は下表の通りとなる(σ=9.5の場合)。
| 生徒減少前 | 生徒減少後 | 偏差値変動 |
| 30.0 | 27.9 | -2.1 |
| 35.0 | 33.2 | -1.8 |
| 45.0 | 43.7 | -1.3 |
| 50.0 | 48.9 | -1.1 |
| 55.0 | 54.2 | -0.8 |
| 60.0 | 59.5 | -0.5 |
| 65.0 | 64.7 | -0.3 |
| 70.0 | 70.0 | 0.0 |
以上より、偏差値の変動は最大でも2程度にとどまり、全体としては過度に気にする必要はなさそうだ、という結論。